【CEDEC 2019 シリーズ①】初めてのCEDEC!
ハロー、エンジニアのKAKTです。
自分はインドネシア出身で、今年4月にあまたに入社し、初めてのブログ執筆になります。皆さん、よろしくお願いします。
初めてのCEDEC参加でわかった事や、印象に残ったセッションについて書こうと思います。
CEDECはゲーム開発者向けの勉強会で、毎年行われます。
CEDEC 2019が自分にとって初めてのCEDEC参加でした。3日間(9/4~9/6)参加してきました。
CEDECに参加したことが無い方の為に、少し会場の様子を説明したいと思います。
今回のCEDEC 2019は、パシフィコ横浜で開催されました。1階~5階までが会場で、セッションによって場所が分けられています。
1階と3階にゲームや新しい技術などの展示ブースがありますので、セッション聴講が無い時など、時間が空いている時に見ることができます。
ちなみに、2階にはなんと、本の売り場もあります。
セッションは沢山ありますが、興味があるセッションが同じ時間帯にかぶってしまっており、全部見れず残念でした。
でも、見れなかったセッションや、もう1回見たいセッションは、タイムシフト配信という録画したセッションがありますので安心ですよ。
そんな数あるセッションの中で、一番印象に残ったセッションを1つ紹介します。
「BLUE PROTOCOLの個性豊かなキャラクターを動かす意思決定システム」という、株式会社バンダイナムコスタジオ 長谷 洋平氏によるセッションです。
『BLUE PROTOCOL』はバンダイナムコ様が開発しているオンラインアクションRPGです。
詳しく知りたい方は【https://blue-protocol.com/】で見れます。
自分はオンラインゲームが大好きですので、『BLUE PROTOCOL』は期待しているゲームの1つです。セッションの中ではゲームの内容は詳しく説明されませんでしたが、バトル中のキャラクターの挙動に関する技術についての説明がありました。
キャラクターの挙動というのはプレイヤーではなく、プレイヤーに対しての敵の挙動を指しています。そこにはPreference-based HTN PlanningというAIの技術が使われているそうです。HTN Planningは目標である抽象的なタスクを、より具体的なタスクに分解していくことで目標の達成に必要な行動とその順序を見つけるそうです。
また、将来の状態の変化をシミュレートしながら問題を解くので、合理的な計画を得ることができるとの事。
セッションの中で、敵の挙動の動画が公開されましたが、敵の挙動がまるで意識をもっているかのようでした。
AI技術の説明を聞きながら、実際にゲーム上での挙動を動画で見ることができましたので、あまりAI技術に詳しくない人でも分かるのでは?と思うくらいわかりやすかったです。
CEDECに参加することで、自分がまだ知らなかった技術を知ることが出来るので、知識の幅が大きく広がります。みんなさんも機会があれば是非参加してみてください。
(KAKT)