中の人の邦画放談(12)「お引越し」

音響課のtomocarlです。
なんと、この11月にあまたはフロア増床しまして、一部チームの引っ越しが行われました!
(11/9「あまた絶賛拡大中!」の記事はコチラ

見よ!この、こうだいなすぺーす!

フロア引っ越しの第一陣だった自分は、広々オフィスが嬉しくて、つい、社内のネット掲示板に写真を投稿したのでした。
すると、それを見たH先輩から「ブログのネタができましたね!」と、キラーパスが。。
なので、今回のブログではフロア引っ越しの様子を中心に、邦画もちょっと添えて、お届けします。

引っ越しは、5階に居た複数の開発チームを3階に移す、というものでした。(なお、当社は別ビルにも複数の開発チームがあります。)
引っ越し業者さんにお願いせず自ら机やパソコンを運ぶスタイルでしたが、皆さんとても段取りがよく。
あれよ…

あれよと…

順調に引っ越し完遂しました!

新しいフロアは、写真でもお分かりいただけるように柱の4面全てにホワイトボードが取り付けられています。柱は13本あるので、ホワボは合計52枚!すごい!
さらに、ちょっとした打ち合わせのできる丸テーブルが10卓、休憩スペースにはソファと畳!

機能性と、居心地を兼ね備えたオフィスになりました!\^o^/

以上でフロア引っ越しレポートは終わりですが、
せっかくの邦画放談なので、引っ越しにまつわる一本を紹介します。
題名がそのものズバリな「お引越し」、1993年の相米慎二監督作品です。

両親の別居にゆれる小学生の女の子レンコの物語。
タイトルを「別居」でなく「お引越し」にしたのは、レンコは別居を良しとせずお引越しと解釈したかった、という心境を表したかったからでしょう。

別居する両親の間を行ったり来たり、あるいは同級生や周囲の人たちとの関わって、あとは不思議な火祭りを体験して、レンコはちょっと大人になり最終的に「別居」を理解する、というお話です。

この映画のステキなところは、ファンタジックな展開となる後半の映像美!
そして「どこからが、ファンタジー?」という境目がわからないところです!

相米監督が作家性の強い方だといわれるのは、こういうところなんでしょうね。
「オレは想像力を問われる映画が好きだぜ!」って方に是非おススメしたいです!

(以降は、既にご覧になった方へ↓)
ところで火祭りは現実or虚構のどちらと捉えるべきでしょう?
花火大会での腹痛のシーン以降は、病床のレンコの夢ではなかろうか、と自分は思うのです。
現実のお祭り+花火大会の記憶が、意識下で混じりあって、レンコの夢として火祭りが現れたのではないか。そしておそらく無声シーンである火祭りで皆が声に出していたであろう「おめでとうございます」は、医師が枕元にいた母親にレンコの無事を知らせた言葉だったのでは?と思います。(終)

(tomocarl) 

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