【CEDEC 2019 シリーズ②】ヴィジュアルアーツのセッションで知見を広げる

こんにちは、アーティストの北川です。
Uniteの方には何度か参加しているのですがCEDECへの参加は今回が初めてでした。

Uniteとは違いUnity以外のエンジン(主にUnreal Engine)のセッションも目立ち、知らない用語等が飛び交いながらも新しいものを見聴きできるいい機会でした。

たまたまこの時期プロジェクトで、自分にとってこれまで接点の無かった、
Unreal Engineに触れている最中だったこともあり講義の中でモニター上の説明を聴いていると、

「これはUnityで言うアレなのでは…?」
「そうか名称が違うから見つけられなかったのか」

などといった感じで、
色んなことが頭に残ったりもします。

▲株式会社サイバーコネクトツー 芦塚 慧祐 氏
ディファードレンダリング上で表現するアニメルックの追求とその手法


・UE4用語で進行した講義、light channel等聞いててUnity側との用語の違いに気づく。

また、こんなことを他所の会社はやっているのか!といったことや、
(実際に外に出て1日かけて光のデータを収集したり、専用の暗室を作ったり)
(実際に中国武術を身をもって体現してみたり…)
ここでは〇〇ポリゴン使ってみるのか…といったデータサンプル等の他社様の開発情報が得られるというのも面白いところかもしれません。



▲元梅幸司氏・小山雅晃氏・山本智人氏による
アニメーション制作に役立つ中国武術のバトルモーション
CEDIL:https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/2050

・基本の大切さ、動きには必ず意味や目的があることを再認識させられました。

講義の進め方も登壇者それぞれで、そこも面白いというか勉強になると思ったり…。(上手い下手はありますが、情報の画面への出し方、話の流れの進め方など)
バンダイナムコさんのスマッシュブラザーズの講義は比較サンプルに動画を交えてのスライドショーなども行っており非常に見やすく構築されていて感心しました。


▲株式会社バンダイナムコスタジオ 様
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』~3Dグラフィックスの絵作り
CEDIL:https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/2056

・カメラ距離とレフ板効果の連動など、動画で差を見せれるとやはりとても分かりやすい。

自分的には、専門的なことをがっつり調べたり覚えたりはサイトで調べながら自分のペースで実作業してみるのが一番良いと思っているので、
こういったセミナーは普段接触しない新しいものと邂逅したり、モチベーションを上げる為に行く場所だと思っています。
分からないから行きにくいではなく、興味さえあれば、分からないけど行ってみようで全然いいと思います。
「あれが気になったな…後で調べてみよう」という気が起これば万々歳です。(たぶん)


▲ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社 様
Unity2019年注目機能まとめ

CEDIL:https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/2098

・バージョンあげたいけど…ここ直さなきゃならなくなるのか…等(あるある)

CEDEC会場で偶然、昔馴染みの業界の友人やお世話になっている編集さん等とも出会えたりと、こういう繋がりを大事にできる機会でもあると思います。
「知見を広げる」という書き方をすると重そうですが「へー」「すごーい」「そーなのかー」といったことでも十分知見を広げてることになると思います。
ぜひぜひ気軽に参加してみることをお勧めしたいです。

▲物販コーナー
・色々試遊できたり販売していたりします。出会いの場にも。

 

(北川)

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